不安と戦えないエンジニア?

はじめまして、fumi(711fn)です。
日記書くのは初めてです。

社会人もシステム開発ももう4年目。
思ったこと素直に書いていければと思っとります。

現在のエンジニア

IPA(情報処理推進機構)がIT産業従事者1000人を対象にこの春実施した調査で、
興味深い結果が公表されていた。


将来への不安は、勉強と行動によって解消せよ。技術者の半数「将来は不安、だが勉強はしない」――IPA調査


ものすごく簡単に言うと、
「将来に不安を感じている」
エンジニアのほとんどが
「勉強等の行動をなかなか起こせない(80%)」「何を学べばよいかわからない(60%)」
と感じているらしいのだ。


まあ勉強してても「この程度じゃ勉強したうちに入らない!」と思ってる人もいるとおもうし
どの程度の勉強を指しているのかはわからないが、
そのまま受け取るとちょっと意外な結果である。


確かに以前勤めていた職場では
不安や不満は様々な場所から聞こえてきたが、〜を勉強したいという意見は
一部からしか聞こえてこなかった気がする。
その時はこの職場が特別なのかな〜と思っていたが、
業界全体で見てもそんな感じ、ということか。


この業界(てかどの業界でも)常に勉強していなければご飯が食べれなくなるというのは
誰もが認識している事実であると思う。
ではいったいなにがエンジニアと行動を切り離しているのか。
忙しいから、というのが理由とはどうしても思えない。

エンジニアはやっぱり社内で育つ

…で、いろいろ考えてみたのだけれど
やはり、社内の雰囲気(状況)がそうさせてるとしか思えない。


身の回りの先輩方や勉強会でお会いする方々には遠く及ばないが、
私はすこーしづつだが個人的に勉強している。…つもりである。
将来(てか現在も)への不安を払拭したいし、
どうせならやってみたいこともあるから。


なぜそうするようになったかというと、
身の回りの努力してる先輩方や、
そのつながりで知った勉強会に参加してくる方々に憧れたからである。


やりたいことを実現させるため、不安を払拭するため勉強し続ける人たちに憧れ、
どうせやるならああなりたいなぁ、と思ったのがきっかけだった気がする。


不安があるが行動に移せない(と思っている)人たちというのは、
私が受けたような刺激をもらう機会がなかったということではないだろうか?


会社の中では
積極的にチームメンバーと組織改善しようとするリーダーがいるだろうか?
会社が勉強会の開催・参加を奨励しているだろうか?
新しい技術をキャッチアップする社内コミュニティがあるだろうか?


…そういう雰囲気に触れられる環境が
どの会社(チーム)でも当たり前であれば、
あの調査のような結果は出ていないんじゃないかと思う。

何ができるか?

じゃあ「不安だが動けないエンジニア」を解き放つためになにかできることは考えると、
いろんなコミュニティ(勉強会)でも言われているとおり
あの自分たちが感じた空気・気持ち(もちろん知識も)を社内に広めなければいけないわけだ。
(じっさい各場でも"持って帰って実践してみる”ことが重要だと言われているし。)


が、だいたいそういうことをすると
「若手がなんかもにょもにょやっとる」みたいな感じで
軽く扱われて終わってしまうことがよくある。
そう、会社の雰囲気を変えるためには中堅〜ベテランを巻き込まないと
大体うまくいかない。
(前の職場ではうまくできんかったなぁやっぱり…)


会社の垣根をとっぱらって熱を持ち寄る「コミュニティ活動」「情報発信」は
もはや一般的になった。
そういった熱にいかにお金や裁量権を持った
「上司」「リーダー」を巻き込んでいくか。


ただ立場の違いや今と昔の考え方・環境の違いなど壁はいくつもあって。。
上の人から「やってみろ」はあっても、「いっしょにやってみよう」は
なかなか引き出せないのだ。
はぁ…



とまあ解決策なんて浮かばないけれども、
周りの先輩やコミュニティで知り合った方々のおかげで
エンジニアとして努力をしてみよう!という気にさせてもらったのだから、
今度は私たちが周りを巻き込む側に回らなければ、と
この記事をみて思ったりするのである。


おしまい。